結婚式電報の例文 親族・親戚編

結婚式電報の文例,例文 親族・親戚編

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比較的近しい親族や親戚の結婚式は、招待されることがほとんどです。そしてよほどの用事や事情がなければ欠席することはできません。

しかし、どうしてもやむを得ない事情で欠席をするということもあります。そんなときに送るのが「祝電」です。祝電とは結婚式のお祝いの電報のことで、出席ができない人やお祝いの気持ちを強く伝えたい出席者が新郎新婦に向けて送ります

祝電は日頃から頻繁に送るものではないため、いざとなるとどんな内容で送れば良いかわからないものです。

親戚に送る結婚式電報の内容

祝電はもともと業者の方で準備しているテンプレート通りに送ることもできますが、基本的には自由な言葉で送ることが可能です。

新郎新婦が親族や親戚の場合は、テンプレート通り送るよりもオリジナルの文章で送ることが多く、思い入れをそのまま電報にすることができます。

①お祝いの言葉

まずは結婚を祝う言葉で祝電を始めます。「○○君○○さん本日はご結婚おめでとうございます」などが定番です。このときに、普段の呼び名で送ることも多く「○○兄ちゃんご結婚おめでとうございます」や、「○○ちゃん結婚本当におめでとう」など、あまりかしこまりすぎずに送れるのは親戚ならではかもしれません。

しかし、だからと言って乱暴な言葉で祝電を打つと、人によっては誤解することもあります。常識の範囲内で親しみのこもった言葉を選んでください。

②思い出を言葉にする

たとえば「○○姉ちゃんには僕が幼稚園の頃からたくさん遊んでもらいました」「○○君が生まれたときは親戚一同大喜びしました」など、親族や親戚だからこそ語れる昔の思い出を、祝電に込める人は多くいます。

思い出話であればほとんどの場合、どんなエピソードでも歓迎してもらえますが、注意すべきは新郎新婦の感覚です。親戚からすれば笑い話であっても、新郎新婦の感覚によっては人前であまり話して欲しくないこともあるでしょう。

当たり障りがなく、それでいてその祝電を聞いた人全員がほっとするようなハートフルな話題がおすすめです。

③次回会うことを想定した言葉

結婚式に出席できていない自分が、次に新郎新婦と会うときのことも含めておきましょう。

たとえば「帰国したらすぐに会いに行きます」「年末に会ったときに新婚旅行の話も聞かせてくださいね」など、暗に「これからも関係は続いていくのだから」ということを綴ることでお祝いの気持ちを強く表現することができます。

結婚式に参加できていないことを詫びるよりも、親族・親戚ならではの「またすぐに会える」というニュアンスは、新郎新婦を安心させることもできるのでおすすめです。

④前途を祝した言葉で締める

祝電の最後は、新郎新婦の前途を祝した言葉で終えます。「お二人の末永い幸せをお祈りします」などシンプルなものでも良いですし、新郎新婦が年上であれば「○○兄ちゃん○○さん本当におめでとう!」などフランクなものでも問題ありません。

反対に新郎新婦が年下の場合は「お二人のさらなる飛躍をお祈りいたします」など、フォーマルな言葉を選んでも良いでしょう。

いずれにしても、新郎新婦から見たこちらの印象がそのまま言葉になったものは喜ばれる傾向があるようです。

忌み言葉に注意する

親族や親戚への結婚電報は、仕事関係の人へのそれと違ってフランクな言葉を綴る人が多いようです。フランクな言葉で自分らしくお祝いの気持ちを伝えることには何の問題もありません。

しかし、いくら親しい親族・親戚であっても「忌み言葉(いみことば)」には注意してください。

忌み言葉とは、簡単に言えば「縁起の悪い言葉」です。特に結婚式での忌み言葉は非常に多く、一見縁起が悪そうでない言葉も忌み言葉として一般的に認識されていることもあります。

重ね言葉

重ね言葉とは「ますます」「またまた」「たびたび」「近々」「おいおい」など、同じ言葉2回重ねるもののことです。普段の会話では何の問題もなく使えるこの重ね言葉は「結婚式が重なる(結婚式を2回することになる)」と解釈され、縁起が悪いとされています。

ついやってしまいがちなのは「○○ちゃんはますますきれいになったね」「○○君とはたびたび会っていたのに結婚のことを知ったときは驚きました」などでしょう。

「特にきれいになった」「たまに会っていたけれど」など、重ね言葉を使わず同じ意味となる言葉を選ぶようにしてください。

「切る」「終わる」を意味する言葉

切る・終わる、という言葉を結婚式で使うと「縁が切れる」「結婚生活が終わる」という意味を連想させるため、縁起が悪いと言われています。

よくありがちなのは「二人で新しいスタートを切る」「独身生活に終わりを告げる」などです。

「二人で新しいスタートラインに立つ」「伴侶を得て二人の生活を始める」など、表現を変えて忌み言葉を使わなくて良いようにしましょう。

「四」「九」「死」を使った言葉

四・九・死は忌み言葉の中では比較的ストレートなものなので、縁起が悪いことを認識している人は多いでしょう。

四は死を連想させる数字、九は苦しみを連想させる数字として、お祝いごとには用いません。死はストレートに縁起が良くないため、絶対に使ってはいけない言葉です。

「あれは君が4歳の頃」「あれは君が9歳の頃」というよりも「あれは君がまだ幼い頃」などと言い換えた方が無難でしょう。また「君のお母さんは君を出産するときに死ぬ思いをしたと聞いています」ではなく、「君のお母さんは大変な思いをして君を産んだそうです」などと言い換えます。

親族・親戚の結婚式への祝電例文

いとこへの祝電の場合

□□さん、7年越しの大恋愛が実ってご結婚、本当におめでとうございます。
お嫁さんはとてもきれいな人だと聞いています。ハネムーンの写真、かならず送ってください。楽しみに待っています。

甥(または姪)への祝電の場合

□□君、ご結婚おめでとうございます。
あなたがまだ小学生のころ、よくいっしょに海へ釣りに行ったことを懐かしく思い出します。新居での暮らしが落ち着いたら、ぜひお嫁さんといっしょにわが家へ遊びに来てください。おばさんもお二人に会えるのを楽しみにしていますよ。

義理の弟への祝電の場合

□□君、ご結婚おめでとう。
帰国したら新居でお会いできることが楽しみです。
遠くインド洋上より、お二人のお幸せをお祈りしています。