2月(如月)の挨拶
2月は節分を過ぎれば、暦の上では春です。しかし実際にはまだまだ寒い日が多く、体調を崩す人も多いものです。そのため結びの挨拶では、寒さによる体調不良を気遣う言葉が多く使われます。また、厳しい寒さを思わせる言葉を併せて使うことで、季節感のある挨拶にすることもできます。
健康についてのフレーズ
2月の寒さによる体調不良と言えば、風邪やインフルエンザなどです。これらの不調に注意をしてください、という挨拶を結びでするのであれば「ご自愛ください」「ご自愛専一にお過ごしください」などが一般的です。
友人や親戚など、近しい人への手紙であれば「お元気に過ごしてください」「インフルエンザには注意してください」など、少しカジュアルな表現を使うこともできます。
季節感のあるフレーズ
2月の寒さを思わせるフレーズはいくつもあります。「余寒」や「寒明」などはまだまだ寒さが続いていることを表します。これらの言葉は文頭の挨拶に多く使われますが、文末で「余寒の折、ご自愛ください」などとすることも可能です。
「春とは名ばかりの寒い日が続きます、ご自愛専一にお過ごしください」などとすれば、寒さで体調を崩さないように注意してください、という意味として伝えることができます。
イベントで季節を思わせるフレーズ
直接的に季節を表す言葉を使わなくても、季節感を持った結び文とすることができます。「節分」「旧正月」「バレンタイン」などは、2月を代表する催し物なので、結びの挨拶に入れても良いでしょう。
「節分も過ぎ、新しい年となりました。改めまして今年もよろしくお願い申し上げます」などとすれば、年賀状とは一味違った新年の挨拶にすることができます。
2月の文末の挨拶(改まった文面の場合)
立春とは名のみの寒さです。何卒ご自愛ください。
(2月4日、立春の頃)
(2月4日、立春の頃)
暦の上では春立ちぬと申しますが、寒気ひとしおです。どうぞご自愛ください。
(2月4日、立春の頃)
(2月4日、立春の頃)
余寒厳しき折柄、何卒ご自愛専一に。
(余寒は立春以降の寒さ)
(余寒は立春以降の寒さ)
三寒四温の折柄、体調を崩されませんようご自愛ください。
2月の文末の挨拶(親しい人に書く場合)
今が一年で一番寒い時期です。お風邪など召されませんようご用心ください。
(立春の直前)
(立春の直前)
立春とはいえ寒い毎日です。どうぞご自愛ください。
(2月4日、立春の頃)
(2月4日、立春の頃)
寒も明けて日一日と春の気配が深まります。皆様のご多幸をお祈り致しております。
(寒明けは立春のこと)
(寒明けは立春のこと)
三寒四温の今日この頃、こまめに衣服を調節して、風邪など引かないようご注意ください。
春はまだ浅いながら、日増しに暖かくなってまいりました。近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄りください。
拙宅の枝垂れ梅はそろそろ満開です。ひと足早く、春を愛でる宴などいかがですか。