社用車での交通事故の始末書の例文5パターン!報告すべき項目は?

交通事故の始末書の例文

社用車で事故を起こした場合の始末書は、他の始末書と比べて記載すべき項目が多く、正確さが求められます。保険会社や相手方とのやり取りにも関わるため、事実と推測を明確に分けて書きましょう。

まずは、状況別の「交通事故の始末書の例文」を確認しましょう。

事故の始末書に必要な項目

通常の始末書の5項目に加え、相手方の有無・警察への届出・保険会社への連絡を必ず記載します。これらが抜けていると、会社が状況を把握できません。

なお、過失割合など確定していないことは断定して書かないのが鉄則です。「現在協議中」と記載しましょう。

相手方がいる事故では、始末書に相手方の氏名や連絡先を記載する場合があります。個人情報にあたるため、社内の指定書式と取り扱い方法を確認してから記入しましょう。

物損事故(自損)の場合

相手方のいない自損事故は、車両の損傷箇所と修理の見込みを具体的に書きます。

始末書

令和8年8月10日

株式会社〇〇
代表取締役 佐藤一郎 殿

営業部 田中太郎 印

このたびは、社用車を運転中に事故を起こし、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

1.発生日時
令和8年8月7日 午後2時15分頃

2.発生場所
〇〇市〇〇町 〇〇ビル駐車場内

3.車両
社用車(〇〇 品川000あ0000)

4.経緯および原因
訪問先の駐車場において後退中、後方確認が不十分であったため、駐車場の支柱に接触いたしました。目視による確認を怠り、後方カメラのみに頼ったことが原因でございます。

5.被害状況
社用車後部バンパーに擦過傷および凹み。相手方および負傷者はございません。駐車場設備への損傷は確認されておりません。

6.とった措置
 ・直ちに施設管理者へ報告し、設備の点検を依頼(損傷なしとの確認を受領)
 ・同日午後2時40分 上長へ電話にて報告
 ・同日午後4時 保険会社へ連絡し、事故受付を完了

7.再発防止策
後退時は必ず一度降車して後方を目視確認し、可能な場合は同乗者による誘導を受けることといたします。

何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

以上

相手方のいる物損事故の場合

相手方がいる場合は、警察への届出と保険会社への連絡を必ず記載します。過失割合には触れず、事実のみを書きましょう。

始末書

令和8年8月10日

株式会社〇〇
代表取締役 佐藤一郎 殿

営業部 田中太郎 印

このたびは、社用車運転中に接触事故を起こし、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

1.発生日時
令和8年8月7日 午前10時30分頃

2.発生場所
〇〇市〇〇町〇丁目 交差点内

3.経緯および原因
交差点を左折する際、左後方の確認が不十分であったため、直進してきた自転車と接触いたしました。安全確認を怠ったことが原因でございます。

4.被害状況
相手方に負傷はございません。相手方自転車の前輪部分が変形。社用車は左前部に軽微な擦過傷。

5.とった措置
 ・直ちに車両を停止し、相手方の安否を確認
 ・午前10時40分 110番通報、警察による現場検証を実施
 ・午前11時10分 上長へ電話にて報告
 ・午前11時30分 保険会社へ連絡し、事故受付を完了

6.現在の状況
損害賠償につきましては、保険会社を通じて相手方と協議中でございます。過失割合は現時点で確定しておりません。

7.再発防止策
左折時は必ず徐行し、ミラーと目視の双方で左後方を確認することを徹底いたします。また、社内の安全運転講習を改めて受講いたします。

何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

以上

人身事故の場合

負傷者が出た場合は、相手方の容態とお見舞いの対応を必ず記載します。会社として対応が必要になるため、報告の正確さが最優先です。

始末書

令和8年8月10日

株式会社〇〇
代表取締役 佐藤一郎 殿

営業部 田中太郎 印

このたびは、社用車運転中に人身事故を起こし、相手方に負傷を負わせるという重大な事態を招きましたこと、深くお詫び申し上げます。

1.発生日時
令和8年8月7日 午後4時20分頃

2.発生場所
〇〇市〇〇町〇丁目 横断歩道上

3.経緯および原因
前方の信号に気を取られ、横断歩道を渡る歩行者への注意が不十分でございました。私の前方不注意が原因であり、弁解の余地はございません。

4.被害状況
相手方が転倒し、右腕を負傷。医師の診断は全治2週間の打撲とのことでございます。

5.とった措置
 ・直ちに救護を行い、救急車を要請
 ・110番通報、警察による現場検証を実施
 ・上長および保険会社へ即日報告
 ・8月8日 病院へお見舞いに伺い、直接お詫びを申し上げました

6.現在の状況
相手方は通院加療中でございます。損害賠償については保険会社を通じて対応しております。

7.再発防止策
運転中は一切の私語および機器操作を行わず、横断歩道手前では必ず減速して左右を確認いたします。安全運転管理者による添乗指導を受ける所存でございます。

このたびの事態を厳粛に受け止め、深く反省しております。
いかなるご処分も受け入れる覚悟でございます。

以上

駐車違反・交通違反の場合

違反の始末書では、違反内容と反則金の取り扱いを明記します。業務上やむを得なかったという書き方は避けましょう。

始末書

令和8年8月10日

株式会社〇〇
代表取締役 佐藤一郎 殿

営業部 田中太郎 印

このたびは、社用車の使用中に駐車違反により取り締まりを受けましたこと、深くお詫び申し上げます。

1.発生日時
令和8年8月5日 午後1時頃

2.発生場所
〇〇市〇〇町〇丁目 路上

3.経緯および原因
訪問先付近の駐車場が満車であったため、短時間であればと考え路上に駐車いたしました。時間の制約を理由に規則を軽視したものであり、私の判断の誤りでございます。

4.処分内容
放置車両確認標章の取り付けを受け、反則金15,000円。反則金は私費にて納付済みでございます。

5.再発防止策
訪問前に必ず駐車場所を確認し、確保できない場合は公共交通機関を利用いたします。

何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

以上

事故直後にメールで一報を入れる場合

始末書の前に、まず状況を速報します。確定していない情報は書かず、判明している事実のみを伝えましょう。

件名:【至急】社用車での事故発生のご報告

鈴木課長

お疲れ様です、田中です。

先ほど、社用車運転中に事故を起こしましたのでご報告いたします。

発生時刻 本日午前10時30分頃
発生場所 〇〇町〇丁目交差点
状況   左折時に自転車と接触
相手方  負傷なし(本人確認済み)
対応   警察へ通報済み、現場検証中

保険会社への連絡はこの後行います。
現場対応が終わり次第、改めてご連絡いたします。

ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

その他の社内文書については、備品の紛失・破損の始末書の例文もご確認ください。