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弔電・お悔やみ電報の例文 同僚・友人の親族編
同僚や友人の親族が亡くなりお悔やみの電報を送る場合は、杓子定規に模範的な弔電の文面にするよりも、心のこもった自分の言葉で電文を書いた方が良いでしょう。
本来、弔電とは誰に対してもそうあるべきでしょうが、特に気の置けない間柄であるほど、哀悼の気持ちが相手にしっかりと伝わるように心掛けたいものです。
ただし、気の置けない同僚・友人とは言え、傷心の相手の気持ちを思えば、最低限のマナーを心得て言葉遣いに気を付けましょう。
弔電の送り方と注意点
弔電は普段から頻繁に送るものではないため、いざとなると送り方やマナーがわからないという人が多いようです。
お悔やみごとは少しのミスが先方の気持ちを大きく沈ませることもあります。失礼のないよう細心の注意を払って送るようにしましょう。
弔電は通夜や葬儀に参列できない場合に送る
基本的に弔電(ちょうでん)は、通夜や葬儀に参列できない場合に送るものです。優先順位としては「弔電<参列」となることを、まず知っておきましょう。
同僚・友人の親族への弔電は「社員一同」もしくは「個人名」で送る
同僚・友人の親族が亡くなった場合の多くは、「〇〇株式会社 社員一同」あるいは「〇〇××(フルネーム)として弔電を送ります。
同僚の親族であれば「社員一同」などの差出人名で送ることが通常ですので、個人が単独で弔電を送るということはほぼありません。特にお世話になってた同僚の親族であっても個人が弔電を送るということはマナー違反になります。
弔電はお通夜までには届くよう手配をする
不幸ごとは前もって日取りを知ることができません。そのため、訃報を聞いたらすぐに弔電の準備をしなければ間に合わないこともあります。
弔電の宛名は喪主名
同僚・友人の親族が亡くなって弔電を送る場合、宛先は喪主です。通常、葬儀のお知らせには「喪主名」が記載されています。この喪主の方を宛名として弔電は送るようにしてください。
弔電の内容には凝りすぎない
亡くなった方が同僚・友人の親族の場合、弔電の内容はシンプルなものを選んでください。同僚・友人への思い入れが強いからといって、同僚や友人たちがあまり凝ったメッセージを送ることは望まれていません。
忌み言葉は使わない
冠婚葬祭では「忌み言葉(いみことば)」は避けられます。忌み言葉とは、縁起の悪い言葉のことです。
ちなみに、弔電の「忌み言葉」や避けるべき「重ね言葉」には、次のようなものがあります。
- 忌み言葉の例: 死ぬ、去る、滅ぶ、再び、再三、重ねて、続いて、追う、など
- 重ね言葉の例: 重ね重ね、返す返す、しばしば、次々、近々、など
故人には敬称をつける
亡くなられた方のことは尊称で呼ばなければなりません。同僚・友人の親族の尊称としては、以下のようなものがあります。
- 配偶者の場合 ご令室様・御奥様、ご主人様・ご夫君様
- 父の場合 ご尊父様・お父上様・父君様、ご岳父様(夫人の父の場合)
- 母の場合 ご母堂様・お母上様・母君様、ご岳母様(夫人の母の場合)
- 祖父母の場合 ご祖父様、ご祖母様
- 子供の場合 ご令息様・ご子息様、ご令嬢様・ご息女様
- 兄弟姉妹の場合 お兄上様、弟様、お姉上様、お妹様
【同僚・友人に送る弔電例文】
学生のころよりご親切にして頂いた母上様がご逝去されたことを知り、悲しみに堪えません。
むかし皆で撮った写真を見ながらご生前をお偲びし、ご冥福をお祈り致しております。