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弔電・お悔やみ電報の例文 祖母・祖父・義祖母・義祖父編
祖父母の葬儀に出席できないときには、とりあえず弔電と香典を送り、できるなら供花や花輪も手配することが、礼を失しない弔意の表わし方となります。
これは、配偶者の祖父母(義祖父、義祖母)に対してもまったく同様です。また、通夜に出席しても葬儀の場には列席しないような場合も同様です。
ただし、弔電の文面については、特にこだわる必要はありません。
この場合に弔電を送る意義は、一番大切な葬儀の場で、近親者としての弔意を目に見える形にするということです。従って、弔電を送るという行為そのものが重要であり、弔電の中身は、葬儀の場で読み上げられても恥ずかしくないものにしておけば良いでしょう。
弔電の送り方と注意点
弔電は普段から頻繁に送るものではないため、いざとなると送り方やマナーがわからないという人が多いようです。
お悔やみごとは少しのミスが先方の気持ちを大きく沈ませることもあります。失礼のないよう細心の注意を払って送るようにしましょう。
弔電は通夜や葬儀に参列できない場合に送る
基本的に弔電(ちょうでん)は、通夜や葬儀に参列できない場合に送るものです。優先順位としては「弔電<参列」となることを、まず知っておきましょう。
祖母・祖父・義祖母・義祖父への弔電は「孫一同」で送る
祖母・祖父・義祖母・義祖父に限らず、家族や親族が亡くなった場合の多くは、「〇〇一同」として弔電を送ります。
「孫一同」などの差出人名で送ることが通常ですので、孫や子が単独で弔電を送るということはほぼありません。特にお世話になってた祖母・祖父・義祖母・義祖父などであっても個人が弔電を送るということはマナー違反になります。
弔電はお通夜までには届くよう手配をする
不幸ごとは前もって日取りを知ることができません。そのため、訃報を聞いたらすぐに弔電の準備をしなければ間に合わないこともあります。
弔電の宛名は喪主名
祖母・祖父・義祖母・義祖父が亡くなって弔電を送る場合、宛先は喪主です。通常、葬儀のお知らせには「喪主名」が記載されています。この喪主の方を宛名として弔電は送るようにしてください。
弔電の内容には凝りすぎない
亡くなった方が祖母・祖父・義祖母・義祖父の場合、弔電の内容はシンプルなものを選んでください。祖母・祖父・義祖母・義祖父への思い入れが強いからといって、孫たちがあまり凝ったメッセージを送ることは望まれていません。
忌み言葉は使わない
冠婚葬祭では「忌み言葉(いみことば)」は避けられます。忌み言葉とは、縁起の悪い言葉のことです。
ちなみに、弔電の「忌み言葉」や避けるべき「重ね言葉」には、次のようなものがあります。
- 忌み言葉の例: 死ぬ、去る、滅ぶ、再び、再三、重ねて、続いて、追う、など
- 重ね言葉の例: 重ね重ね、返す返す、しばしば、次々、近々、など
故人には敬称をつける
亡くなられた方のことは尊称で呼ばなければなりません。祖母・祖父・義祖母・義祖父の尊称としては、以下のようなものがあります。
しかし、自分の父親や母親が喪主を務める場合で、故人が父や母の親の場合は、関係が近く「御尊父様・御母堂様」では違和感があります。その場合は「おじい様・おばあ様」「おじいちゃん・おばあちゃん」など、別の敬称を使います。
- 配偶者の場合 ご令室様・御奥様、ご主人様・ご夫君様
- 父の場合 ご尊父様・お父上様・父君様、ご岳父様(夫人の父の場合)
- 母の場合 ご母堂様・お母上様・母君様、ご岳母様(夫人の母の場合)
- 祖父母の場合 ご祖父様、ご祖母様
- 子供の場合 ご令息様・ご子息様、ご令嬢様・ご息女様
- 兄弟姉妹の場合 お兄上様、弟様、お姉上様、お妹様
【祖母・祖父・義祖母・義祖父の葬儀に送る弔電例文】
御祖父様の御逝去を悼み、心より御冥福をお祈り致します。
御祖母様の在りし日のお姿を偲び、安らかに永眠されますようお祈り申し上げます。
突然の悲報に接し、痛惜の念に堪えません。私ども家族にお示し頂いた御生前の温情に感謝致しますとともに、衷心より御冥福をお祈り申し上げます。