入学祝いの例文と書き方

入学祝いの例文と書き方

小学校入学から大学進学まで、親戚や親しい人に宛てて、子供の入学祝いの贈り物を送り、あわせてお祝い状を送ることがよくあります。

文面は、両親へのお祝いのメッセージと子供の幸せな将来を予見させるものにしましょう。

お祝い文の書き方

お祝い文を書くときは、あらかじめ何を書くのかということを、ある程度決めておくようにしましょう。何も決めずに書き始めるとダラダラとした文章になってしまいがちです。

伝えたいことがたくさんあったとしてもその全てを伝えるのではな、内容をピックアップして「どうしてもこれは伝えておきたい」と言うことだけを書くと内容の濃い、スマートなお祝い文となります。

文頭にはお祝いの言葉を書く

入学祝いの文頭にはお祝いの言葉を書きます。例えば「入学おめでとう」「ご入学おめでとうございます」「ご入学心よりお喜び申し上げます」など、本人との関係性によって言葉を変えるようにしてください。

近しい存在であっても、あまりカジュアルすぎるお祝いの言葉は入学祝いには向きません。ある程度フォーマルな言葉を選ぶよう意識をしてください。

お祝いの気持ちを書く

入学祝いには相手を祝う言葉が必要です。おめでとうという言葉にも、相手を祝う気持ちは含まれていますが、もう少し具体的でどんなふうに自分が喜んでいるのかということがわかる文を書くと良いかもしれません。

例えば「昔から知っている〇〇ちゃんが高校に入学をするなんて、大きくなったなぁと我が事のように嬉しく思っています」などの言葉を添えると、自分が入学をしたことをこんなに喜んでくれている人がいるのだな、と嬉しく思うでしょう。

この部分は文章で伝えるお祝いの言葉なので少し大げさな位でも構いません。とても嬉しいと言う気持ちを文章にするために「おじさんもおばさんも飛び上がって喜びました」など、相手に状況が伝わるような言葉を選ぶのもポイントです。

入学前のエピソード

入学祝いには、入学前のエピソードを含めると本人の喜びも増すかもしれません。

たとえば「いつもがんばって受験勉強していた甲斐がありましたね」「希望する部活動がある〇〇高校に入学したいと言っていましたね」など、入学前に本人が言っていたことや、希望していたことを引き合いに出すと良いでしょう。

しかし、高校入学や中学入学の場合には、希望する学校に入学できなかったということもあるかと思います。

その場合は、相手が入学をすることになった学校の特色などを簡単に調べて「入学する〇〇高校は〇〇の競合だそうですね〇〇さんも何か夢中になることに打ち込めるといいな、と願っています」など、新しい視野を提案する文章も良いと思います。

今後の活躍を祈る

次は、本人の今後の活躍を祈る文章です。

入学をしてから、本人が何かに挑戦をしたり、勉強に励んだりする場面を思い浮かべて、応援をする気持ちで書くと良いでしょう。

たとえば「〇〇高校に入学したら吹奏楽部に入学すると言っていましたね。大きな大会で演奏する○○さんを楽しみにしています」など、情景が浮かぶような文章もおすすめです。

お祝いの言葉で締めくくる

入学のお祝い文の最後は、再度お祝いの言葉で締めくくります。

「ご入学本当におめでとう」など、改めたお祝いの言葉で締めくくることで、相手は読んだ後に良い感情を残すことができます。

親戚など近しい存在であれば、一言「今度お祝いに食事に行こうね」「今度顔を見に行くね」など、フランクな一言を添えるのも良いでしょう。反対にあまり近しい存在でない場合は「この度はご入学誠におめでとうございます」など、一般的な言葉で締めくくります。

お祝い文のマナー

お祝い文は、本来であれば「おめでとう」という言葉があれば成立します。しかし、お祝い文には最低限のマナーがあります。どんなに気持ちのこもったお祝い文を書いても、マナーに違反していては相手に心から喜んでもらうことはできません。

本人が喜ばない話題には触れない

入学祝いには「本人が喜ばない話題」は書かないようにしましょう。

周囲の人にとってはほほえましく、懐かしい話題であっても、本人もそう感じているとは限りません。本人にとっては、恥ずかしい思い出や消したい過去である可能性もあります。

本人の気持ちを最優先して読んでも懐かしく、また思い出が蘇るような、ポジティブな内容のものを選ぶようにしてください

忌み言葉を使わない

入学祝いには、基本的に書いてはいけないことはありません。ただし使う言葉には注意をしてください。

忌み言葉とは縁起の悪い言葉のことです。結婚式や葬儀等でも忌み言葉は避けられます。つい使ってしまいがちな忌み言葉は「失う」「落ちる」「去る」などでしょう。

入学祝い文はお祝いの文ですので、縁起の悪い言葉は極力避けてください。忌み言葉を使った表現を使いたいときには、似た意味を持つ別の言葉で対応できないかを考えてみます。特に入学祝いの場合は「やめる」「途絶える」などは厳禁です。

説教をしない

入学祝いでは説教をしないようにしましょう。相手のことを思うと、つい「○○しなさい」「○○しなければならない」「○○をしてはいけない」など、お説教をしたくなるものです。

しかし、入学祝いはあくまでもお祝いの文なので、相手が聞いて嬉しくなるような言葉で埋め尽くさなくてはなりません

どうしても伝えたいネガティブな内容がある場合は「○○してくれたらうれしいです」「○○できるといいですね」というポジティブな表現を心がけましょう。

時期を外さない

入学祝いを送るのは、入学当日もしくは入学から数日内です。お祝いは鮮度が大切なので、できるだけタイムリーにお祝いをお祝い文を送るようにしましょう。

あまり時期が外れてしまうと、相手も喜びが半減しますし、こちらに気を遣わせたのではないかと心配することにもつながります。

事前にお祝い文を送るときには、日にちを指定して送るようにすると良いかもしれません。

小学校入学のお祝い状例文・子供の祖母から

一郎さん、みどりさん
未来ちゃんの小学校ご入学、おめでとう。いい小学校に入れて本当に良かったです。幼稚園に入ったときは泣いてばかりいたのに、頭の良いしっかりした女の子に成長しましたね。これも、みどりさんの努力の賜物だと思います。
ご希望のランドセル、未来ちゃんが気に入ってくれるといいのですが。パパとママへのご褒美も入れておきましたので、お楽しみに。
それでは、入学式の写真を心待ちにしています。

大学進学のお祝い状例文・子供の叔母から

お兄さん、みどりさん
未来ちゃんの□大ご入学、おめでとうございます。
四月からいよいよ□大生ですか。未来ちゃんのためにお兄さんたちが努力してきたことも報われて、本当に良かったです。
わが家では子供たちが大好きな未来ちゃんの快挙に大喜びで、二人とも塾の勉強に本気でがんばるようになりました。まさに“未来ちゃん効果”です。
お祝いの品として、純さんからはiPad、私からはご希望のバッグを贈らせてもらいました。子供たちからのプレゼントも入っています。クロネコヤマトの宅急便ですが、下に伝票番号を書いておきますので、クロネコのホームページで到着日を確認してください。
それでは、未来ちゃんによろしくお伝えください。