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結婚式の断り方の例文
結婚式の招待を受けながら出席できないときは、その理由を返信はがきの「欠席」のそばに書き添えて送りましょう。
また、年賀欠礼の習慣に見られるように、喪中(服喪の期間)を1年とし、その間は祝い事をしない、晴れの場に出ないという慣習もまだ生きています。
このような慣習に従うか否かは、人それぞれです。先方が気にする必要のない人たちと分かっているのなら、「喪中につき欠席させていただきます」と書いても一向に差し支えありません。
なお、結婚式の招待状を受け取ったときは、止むを得ない事情がない限り、出席を断ることは失礼に当たるとされています。
結婚式を断る理由と伝え方
結婚式に参列ができない理由のすべてが、そのまま正直に伝えて良いこととは限りません。結婚式はお祝いごとですので、理由によっては事実と異なる理由で欠席を申し出た方が良いこともあります。
金銭的な事情による欠席
結婚式は参列の際に「ご祝儀」を渡さなくてはいけません。一般的には友人であっても3万円が相場と言われています。しかし、一人暮らしをしている人や、同じ月に結婚式が重なってしまった場合は、3万円を捻出することができないかもしれません。
気心の知れた友人であれば「今月はどうしても難しい」と伝えることもできるかもしれませんが、招待状の欠席返信にそのまま書くのはマナー違反です。
さらには、翌月以降でも良いので改めてお祝いを贈ると相手に対しての失礼も許してもらえるかもしれません。
喪中による欠席
結婚式のようなお祝いの場は、喪中(身内に不幸があった1年間)は参列しないのが通常です。
しかしこの場合は、前もって参列できないことがわかっているので、相手が招待状を送って来る前に「今年は喪中で参加ができない」と口頭や電話などで伝えておくべきでしょう。
この場合も金銭的な事情による欠席と同様で、後日改めてお祝いの品やお金を送るなどすると喜ばれます。
病気療養や体調不良による欠席
結婚式は人生の門出を祝う場です。もし自分が体調不良や病気療養の都合で参列ができない場合も、本当の事情は欠席返信には書かないようにします。
事前に本人へは電話などで欠席をする旨伝えお詫びをしておけば問題ありません。
新郎・新婦と親しくないため欠席
結婚式はご祝儀が発生するので、通常であれば親しい人やお世話になった人しか招きません。しかし、さほど親しくないにもかかわらず、先方から招待されてしまうこともあります。
新郎新婦ともに特に親しくない場合は、後日のお祝いを贈らなくても特に問題はないかもしれません。
遠隔地に住んでいるため欠席
親しい友人などから結婚式の招待状をもらっても、自宅から会場までが遠すぎて出席することができないという場合もあると思います。その場合「遠いので」と伝えてしまうと、角が立ちますし相手に旅費の都合を迫っているように受け取られるかもしれません。
そのため「当日は先約がありどうしても出席ができません」などと伝えるようにしてください。
仕事や子育てのため欠席
友人から結婚式に招待され、出席したくても仕事を休めない、子育てで手が離せないという場合は、事実を欠席理由として伝えることができます。
この場合は後日お祝いの品やご祝儀を贈るなどして、改めてお祝いをすれば先方に失礼はありません。
当日急遽欠席する理由と伝え方
結婚式は参加の返信の数だけ席を用意しています。そのため当日急な事情で欠席をすると、席が空いてしまい見栄えも良くありません。そのため、当日の欠席はよほどの事情があったときのみであることを認識しておきましょう。
身内の不幸による欠席
結婚式の当日に、自分の身内に不幸があった場合は当日の急遽欠席理由となります。
しかし、結婚式当日の新郎新婦は朝から準備に忙しくしていますし、何よりこれから結婚式を執り行う人に不幸ごとの報告は縁起が良くありません。
後日落ち着いてから、新郎新婦にはお詫びを兼ねたお祝い品やご祝儀を贈るようにします。
また、結婚式でスピーチや余興を請け負っていた場合も、そのことを式場担当者に伝えておきましょう。式場の方で新郎新婦へ報告し、代わりの人を見つけて依頼することができます。