【間違えやすい】ご無沙汰 の意味と使い方・例文

ご無沙汰 の意味と使い方・例文

ご無沙汰 の意味

「ご無沙汰」の「沙汰」は、「消息」や「便り」のことであり、「ご無沙汰」とは挨拶や便りがないことを意味します。

本来の用法は、礼儀に反することとして、「ご無沙汰して申し訳ありません」のように、謝罪の気持ちが込められた表現です。

しかし、現在では、単に「ご無沙汰しております」のように使われることが一般的であり、「お久しぶりです」という感慨の気持ちを表現する場合が多いようです。

ご無沙汰の例文

前略 ご無沙汰していますが、皆さまお元気でいらっしゃいますか。わが家は四月から翔が大学生、萌が高校生ということで、全員がそれぞれに忙しくしております。
拝啓 さわやかな秋晴れの今日この頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。久しくご無沙汰いたしておりましたが、わが家では去年就職したばかりの長女に早くも縁談が持ち上がっております。親がまだまだと思っていても、子供はどんどん成長していきます。
拝啓 春暖の候、堀先生にはますますご壮健にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。私は日々元気で高校の教壇に立っておりますが、卒業してよりお便りの一通も差し上げることなく、ご無沙汰を心よりお詫び申し上げます。
長い間ご無沙汰いたしまして申し訳ございません。そちらは皆さんお変わりありませんか。こちらは皆大過なく暮らしておりますが、先日、金沢の兄から実家のことで思いがけない手紙が届きましたのでお便りを差し上げました。
工藤さん、ほんとうにご無沙汰です。便りのないのは元気な証拠と思っていましたが、元気そうなお便りを拝見して安心しました。それにしても、あなたの綺麗なお手紙の文字が懐かしくて、高校のときの交換日記を思い出しました。
長年ご無沙汰だった東都大生の加藤君が、今日一人でふらりと店に現れた。最後に彼を見たときは真っ黒なリクルートスーツでカラスの群れの一匹に過ぎなかったが、今日は見違えるようなセンスのいいスーツでビシッと決めていた。しかし、「加藤です」というその声は、あのころと変わらない。

「ご無沙汰」の使い方

久しく会っていない人に対して使う「ご無沙汰」は、一般的に数ヶ月以上は会っていない場合に使います。

さらに長期、1年以上会っていない場合は「大変ご無沙汰しております」と文頭に「大変」をつけると丁寧な印象になります。

仕事関係の人に対して使う場合は数ヶ月程度会っていない場合でも「大変」とつけたほうがいいでしょう。

「ご無沙汰」の間違い・失礼な使い方

ある期間以上会っていない人に対して使う言葉ですから、数日前や月が変わらないうちに会った人に対して使うとやや大仰な表現になります。

メールや電話などでやりとりが続いていたのなら、改めて使うことはありません。

「ご無沙汰」の目上の人(社長・上司・義父母など)への使い方

「ご無沙汰しています」は久しく会っていなかったことをお詫びする気持ちがこもった言葉として「お久しぶりです」よりは丁寧な表現になります。

取引先の担当者や恩師など目上の人に対しては「ご無沙汰しています」を使うようにしましょう。

「ご無沙汰しています」をさらに丁寧にした「ご無沙汰しております」

「ご無沙汰しています」でも丁寧な表現ではありますが、さらに丁寧さを加えたいなら「ご無沙汰しております」と書きます。

「います」の謙譲語である「おります」をつけることで自分を一段下げる形になるため、自然に相手を敬う表現になります。