【目上へ】反論・不服・抗議の言葉の例文一覧

「反論・不服・抗議の言葉」の例文一覧

【改まった文面の場合】

お問い合わせの件につきましては、誤解なされているようですので、改めてご説明申し上げます。
ご指摘の点につきまして当方の説明不足をお詫び申し上げますとともに、改めてご説明させて頂きます。
お取引き上の行き違いがありましたようですので、改めてご説明させて頂きます。
よろしくご確認の上、しかるべき善処をお願い申し上げます。
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくご了承のほどお願い申し上げます。

【親しい人に書く場合】

あなたはきっと誤解なさっていると思います。
失礼ですが、お母さまは勘違いなさっています。
お願いですから、良子の気持ちも考えてやってください。
おっしゃることも分かりますが、私たちの立場も考えてください。
どうして理解していただけないのか、とても悲しいです。

「反論・不服・抗議の言葉」とは

ビジネスシーンや日常生活で、相手との行き違いが生じることがあります。相手が言っていることに対して反論をしたり、状況や事態に自分が不服を感じているとき、または相手に対して不満を持って抗議をしたいとき、などです。

これらの状況は日常で頻繁に起こるとは言いにくく、かつ相手の感情や考え方に同意するものではないため、何と言えば良いのかわからないという人が多いかもしれません。

反論・不服・抗議のいずれにおいても、自分が言いたいことを最低限のマナーを守りながら、しっかりと伝えるためのフレーズを知っておくと良いでしょう。

「反論・不服・抗議の言葉」に使えるフレーズ

「反論・不服・抗議の言葉」は、まず相手の意思に背くことについての謝罪、反論・不服・抗議したいという気持ちを感じる理由、反論・不服・抗議の意思、を伝える必要があります。

「大変恐れ入りますが」「失礼ではございますが」

まずは相手の意思に背くことについての謝罪です。この謝罪は、反論・不服・抗議のメインとなる内容についての謝罪ではありません。特にビジネスシーンでは、上司や取引先の意思に背くということ自体が失礼になるという性質があります。その点について先に謝罪をすることで、その後に続くこちらの意見を受け入れてもらいやすくなることがあります。

反論・不服・抗議の場面で使われるフレーズは「大変恐れ入りますが」「失礼ではございますが」などです。これらの言葉は、反論・不服・抗議の場面以外でも多く使われる気遣いの言葉として知られています。

「大変恐れ入りますが」「失礼ではございますが」などを、反論・不服・抗議の場面で使うことで、これから伝える内容について最低限のお詫びの意味を持たせることができます。

「〇〇について思うところがあり」

次に、自分が反論・不服・抗議をしたいと感じた理由です。この部分では、なぜ自分が相手に対して意見をしようとしているか、という動機を伝えます。たとえば「今回の私の査定について思うところがあり」「部下が起こした不祥事について考えるところがあり」などです。

ここでは、反論・不服・抗議の大枠を明らかにします。そうすることで、相手はこれから何のついての話が始まるのかを知ることができるので、会話がスムーズに進みやすくなります。

この部分で反論・不服・抗議の内容を多く伝えてしまうと、相手がさらに反論をしやすくなるため、状況によっては話が複雑になることがあるので注意しましょう。

「私は〇〇について~と考えています」

最後に、核となる反論・不服・抗議の内容について伝えます。「私はこの結果に不服を感じています」「私はこの案に同意できかねます」「私は被害を受けたと考えています」など、自分が最終的に伝えたいことを前に出すイメージで簡単に伝えましょう。

この結論を前に出すための「私は〇〇について~と考えています」を使うことで、相手はこちらが結果的に何を訴えたいかということを把握することができます。

結論を先に伝えることで、その後に話す詳細や感情の起伏などについても把握してもらいやすくなり、結果としてスマートな反論・不服・抗議にすることができるのです。

「〇〇についてはお詫び申し上げます、その上で~」

相手が取引先やお客様の場合は、こちらに非がないことであっても、気分を悪くさせたこと自体についてお詫びをしなくてはならないこともあります。その場合は「〇〇についてはお詫び申し上げます、その上で~」というフレーズを用いると良いでしょう。

「従業員の教育が行き届いていないことについてはお詫び申し上げます、その上でご説明させていただきたいこともございます」などとして、お詫びと反論を明確に分けることも可能です。