間違えやすい「早い・速い」の意味・使い分けと例文

「早い」「速い」 の意味と違い

「早い」「速い」はどちらも「はやい」と読みます。しかし意味は異なる同音異義語です。状況や内容によって「早い」「速い」のどちらを使うのかが変わります。

「早い」は時間について使う

「早い」は、時間の経過について使います。「時間経過が短いこと」「時間的に先であること」などを意味します。

早起き、早退、早朝、など「早」を使う熟語はたくさんありますが、いずれも「時間(帯)が早い」という意味であることは共通しています。

同様に「いつもより早く出勤する」「翌日に備えて早く寝る」など、文章の中で使っても時間帯が早いという意味に変わりはありません。

「速い」は物事のスピードについて使う

「速い」は、動作・状態変化の速度・スピードについて使います。「スピードについてのこと」「所要時間が短いこと」などを意味します。

迅速、速度、高速、低速などいずれも物のスピードについて使われますが、いずれも「スピードについて」という意味であることは共通しています。

同様に「すごい速さで走る車が向かってきた」「彼は誰よりも速く走る」など、文章の中で使ってもスピードについてという意味に変わりはありません。

「早い」を使った例文

時間経過が短いこと
早く寝なさい。
早く大人になりたい。
早く結果を教えてください。
仕上がりまでに早くても10日は必要です。
申し訳ありませんが、できるだけ早くお返事をお願いします。

時間的に先であること
今日はお早いですね。
メールよりも電話の方が早いです。
早く出来た人から退室して結構です。
一番早く昇進したのは、ほかならぬ彼だった。
早いうちに家を出て、夜遅くなってから帰る毎日です。
時期尚早であること
結婚を考えるのはまだ早いでしょう。
目覚めたら、午前4時。起きるには過ぎる。
約束の時間より1時間も早く着いてしまった。

「速い」を使った例文

迅速であること
息子さんは足が速いですね。
テンポの速い曲が好きです。
月日のたつのは速いものです。
ぼうっとしてないで、速くしなさい。
彼は頭の回転が速くて、ついていけない。
説明が過ぎて、理解できませんでした。
所要時間が短いこと
病気の回復は思ったよりも速い
彼女は飲み込みが速くて優秀です。
情報が速いですね。誰から聞いたのですか。
あなたはいつもお仕事が速くて助かります。
過ぎる民主化が、かえって政治の混乱を招いた。