目次
心配の言葉の例文一覧
【改まった文面の場合】
【親しい人に書く場合】
「心配の言葉」とは
「心配の言葉」とは、相手を心配したり気遣ったりする言葉のことです。相手が気軽に話せる人であれば「大丈夫?」などフランクな言葉で様子を聞くことができますが、ビジネスシーンや目上の人へは別の言葉で心配を伝える必要があります。
「心配の言葉」に使えるフレーズ
心配の言葉は、対面でも文章でも電話でも使うことができます。相手に何かがあったことを知っている状況であれば、仕事の話に付け加えて心配の言葉をかける、という人も多いでしょう。
ただし、口頭で伝える心配の言葉と、メールなどを含む文章で伝える心配の言葉には、言い回しに若干の違いがあるのでどちらも知っておくと便利です。
ご体調はいかがですか
体調不良で休んでいた社員が、出勤をした場合などに使います。このフレーズのポイントは「いかがですか」の部分です。「ご体調はどうですか」など、「どうですか」を使うと少しフランクな印象になりますし、「どうですか」という言葉はポジティブな意味にも使われるため、心配の気持ちを伝えるにはやや不釣り合いとなります。
ご自愛ください
手紙やメールの最後に添えられる心配の言葉に「ご自愛ください」があります。「ご自愛」とは、自分を愛すると書くように、自分の体を大事にしてくださいという意味です。主には風邪をひいたりしないように気をつけてくださいという意味で用いられます。
「ご自愛ください」を口頭で伝えることはありません。文章でしか使わないということを覚えておきましょう。ちなみに「お体ご自愛ください」は誤りです。「ご自愛」自体に、体を大事にするという意味があるので「お体」は不要となります。
お大事になさってください
口頭でも文章でも使われるのが「お大事になさってください」です。相手が体調を崩している場合や、相手の家族に病気の人・ケガをしている人がいる場合に使います。
お察し申し上げます
相手の家族や身近な人に不幸事があった場合は「お察し申し上げます」などを使います。「お察し」とは、相手の気持ちを察するという意味です。不幸事というどうしようもない出来事に対して、相手の気持ちに寄り添います。
言葉がありません
相手の家族に不幸事があったときや、相手が何らかの大きなダメージ(倒産や解雇など)を受けている場合にかける言葉に「言葉がありません」があります。言葉がありません、とは文字通り「何と言えば良いかわからない」という意味を持っています。
「お察し申し上げます」が、不幸事にしか使わないことに対して、「言葉がありません」は人の生き死ににかかわらず使うことができます。