「誠に」の意味とは
「誠に」は「本当に」「まさに」という意味です。主には「誠に申し訳ございません」「誠にありがとうございます」など、お詫びやお礼の言葉を強調する役割で使われます。
「真に・実に」とも書く
「誠に」という言葉は、他の「真」「実」でも表すことができます。「誠に・真に・実に」と3通りの書き方があることを知っておきましょう。一般的な「本当に・まさに」という意味であれば、「誠に」と書くのが通常です。
「真に」は「しんに」と読むこともできますし、「実に」は「じつに」と読むこともできます。
「誠に」の使い方
「誠に」は口頭でも文章中でも使うことができます。特にビジネスシーンなどでは頻繁に使われる言葉です。
「誠にありがとうございます」
お礼の言葉として使われる「誠にありがとうございます」は、本当にありがとうございますという意味です。「ありがとうございます」という言葉は、漢字にすると「有り難うございます」と言葉の重みをやや出すこともできますが、口頭の音だけで聞くと、少しありきたりなお礼の言葉に聞こえるという人も多いようです。
「誠に申し訳ございません」
「誠に申し訳ございません」は、本当に申し訳ありませんという意味です。お詫びの言葉は「申し訳ございません」「失礼いたしました」「お許しください」など、日常的に使われているものがいくつかあります。しかし、お礼の言葉と同様にどの言葉も広く使われていることから、本当に申し訳なく感じているという気持ちを乗せることが難しいという一面もあるでしょう。
「誠に遺憾」
「誠に遺憾(いかん)」とは、「大変腹立たしい」という意味です。怒りの気持ちを相手に伝えたいときに使うことができます。ビジネスシーンでは、怒りの感情を伝えることが難しいと言われています。怒りに任せた発言をすることは、ビジネスマンとして恥ずかしいことであるという概念があるためです。