自己推薦書の例文と書き方

自己推薦書の例文と書き方

自己推薦書では、自分が志望する学部・学科に関して自己PRできることを具体的に書いてください。

経営学部の自己推薦書の例文

 私が中学3年生の三学期のこと、私たち家族(両親と私)は、それまで住んでいた社宅を出て、新しく購入したマンション(現在の自宅)に移り住みました。そのとき、両親が新聞や新聞折込の新築マンションの広告を熱心にチェックしていたのを見て、私も新築マンションに興味を持つようになりました。
それから高校に進学し、ある日、区立図書館で「マンション新築物件広告集・首都圏版」というB4サイズの大きなパンフレットを発見しました。毎月発行されている新築マンション広告のカタログです。それを見て驚いたのは、首都圏の新築物件の多さです。それ以来、私は図書館でそのカタログを見たり、書店で不動産雑誌を購入したりして、次々と売り出されるマンションの新築物件をチェックするようになりました。
新築マンションチェックをしていて私が興味を持ったのは、地域別の物件数です。首都圏全体では調査エリアが広過ぎますので、東京23区と多摩地区を対象とし、毎月の新築物件をチェックし、アドビのソフトを使ってパソコンの白地図上にプロットしていきました。この作業は現在でも続いています。毎月のマップをひとつに重ねると、調査開始から現在までのすべての新築物件がドットで表示され、その分布や、地域ごとのマンション開発の状況が見て取れます。
私は、このような調査や統計の作業が好きですが、この方面の関心から、将来は都市開発の仕事に就きたいと思っています。そのために、貴校の経営学部を志望しました。都市工学の専門家でいらっしゃる□□□□先生のもとで勉強させていただくこと、それが私の当面の目標です。

文学部の自己推薦書の例文

 私が考古学を専攻しようと考えたのは、文献史学では解き明かすことのできない古代史の真実を知りたいと思ったからです。信頼性の高い文献史料が豊富にある地域や時代の歴史は、詳細に研究されて、社会制度から生活文化に至るまでかなり正確に判明していると思います。しかし、文献史料の乏しい地域や時代の歴史は、考古学による遺跡・遺物の科学的な研究によらなければ正確に理解することは困難であると思い、考古学の道に進もうと決心しました。
そのような考古学の必要性を最初に教えてくれたのは、門脇禎二先生の著書、『飛鳥 その古代史と風土』です。その中でも、蘇我氏の出自が百済豪族であるという説には、大変共感しました。古代国家の成立における蘇我氏の果たした役割とその優位性、飛鳥がその拠点となった理由などが合理的に説明されていて、大いに納得させられました、また、渡来人と言うとまるで異民族であるかのように聞こえますが、当時はまだ明確な民族や民族国家の概念がなく、渡来系の人々は現在の日本人の重要なルーツであったことも知りました。
門脇先生の蘇我氏渡来人説は、日本古代史の研究者から批判を受けて否定されているようです。その批判の根拠は、主として日本書紀の記述との矛盾・相違にあるようですが、そもそも記述内容の年代に干支二運120年を足さなければつじつまが合わないような不正確な文献史料に基づく批判には納得できません。4世紀から6世紀にかけての古代国家形成の歴史を解明する上では、文献史学よりも考古学の研究が鍵を握っていると思います。そこで私は、古代史を科学的・実証的に解明するための学問として考古学を選びました。
考古学を学ぶための進学先としては、当初、複数の大学を候補として考えていましたが、旧石器時代から古墳時代までの卓抜した研究実績をお持ちで、人材的にも教育体制の点でももっとも充実していると感じた貴校を第一志望と決めました。何よりも、考古学研究の基礎と最新理論をしっかりと学ぶことができると思ったからです。また、通説にとらわれない革新的な真理探究の学風にも共感しました。私の将来の目標は、研究者として真実の古代史を究明し続け、新しい古代史像の確立に寄与することです。目標を見失わず、日々の着実な努力を継続する覚悟ですので、なにとぞよろしくお願いいたします。

自己推薦文は自分のCM

「自己推薦文」と聞くと「自分をどのようにして推薦すれば良いのか」と戸惑ってしまう人も多いでしょう。

自己推薦文は企業が「あなたを採用するとどんな良いことがあるのか」ということを知りたいから、書かせるものです。

それならば「私を採用すると、こんな良いことがあります」ということを伝えれば良いのではないでしょうか。

つまり、自分のCMを作成するようなものです。面接で聞かれる「長所・短所」と違って「自分の強みとなること」「自分にとって都合の良いこと」を書けば良いのです。

自分を知る

そうは言っても、「自分の何をアピールしたら良いのかわからない」と思う人は多いものです。

そこでまずは「自分がこれまでにしてきたこと」を書き出してみましょう。

アルバイトをしたのであれば、どんなアルバイトで、どんなことが大変で、どんなことにやりがいを感じたのか。勉強を頑張ったのであっても同じです。

自分では「当たり前のこと」と思っていることでも、実は他人にとっては注目すべきところであったりもします。自慢をすると考えるから出て来なくなります。事実を思い出して書き出してみるだけで良いのです。

アピールすることを決める

書き出したものを見ている内に「自分にはこんな特徴がある」ということに気が付くことができます。

次はその部分をアピールすることを考えましょう。

アピールは自分の良いところだけでなくても良いのです。「長所」を聞かれているのであれば良いところしか伝えられませんが、アピールする部分は違います。

自分では短所だと思っていることも、思い返してみれば、その短所によって生まれた功績があるということも少なく有りません。

的を絞る

TVCMを見ていると、各企業CM中にアピールすることは1つまたは2つです。

的が絞られているから記憶に残って、いざという時に「○○ならあの企業だ」と思い出すことができます。

自分のアピールしたいポイントがいくつかあっても、採用して欲しい企業へ知って欲しいことを1つに絞ってみましょう。

TVCMのように映像やナレーションがあってもアピールポイントは2つが限界です。書面を使ってアピールするなら1つしか伝えられません。

文章に一貫性を持たせる

いよいよ自己推薦文を書きますが、最初から最後まで「話に一貫性を持たせる」ということを大事にしましょう。

どんなに素晴らしいアピールでも、一貫性がなければ「結局何が言いたいのかわからない」と思われてしまいます。

話がブレてしまわないように、下書きをして自分で声に出して何度も読んでみましょう。家族や友人に読んでもらって、「何が言いたいのか伝わっている?」と確認するのも良い方法です。

一文を短くする

自己推薦文は自分の運命を左右する大切なものです。それがわかっているからこそ、失敗しやすいのは「文章が複雑になってしまう」ということです。

「〜で、〜でしたが、〜をして〜であったために〜いたしましたが〜」では、採用担当者は内容の理解が難しくなってしまいます。

伝えたいことが伝わらないだけでなく、コミュニケーションが難しいと受け取られてしまっては、採用は見込めません。「〜は〜です。なぜなら〜だからです。」と、一文を短くするだけで理解しやすい文章にすることができます。