間違えやすい「時節柄」の意味と使い方・例文

時節柄 の意味と使い方・例文

「時節柄」の「時節」には、気象や風景の変化によって感じられる今の「季節」・「時季」という意味と、現在の社会状況や人々の意識のことを指す「時代」・「世の中」・「時世」という2種類の意味があります。「柄」(がら)は、その状態を意味する接尾語で、名詞に接続します。

「時節柄」の使い方としては、「時節柄を考えて」のように目的語として使用されるほか、「時節柄、用心してください」、「多事多難の時節柄ですから」のように理由・原因を意味する使い方もあります。

【 時節柄の例文 ① 「季節」・「時季」の意味 】

市場で見つけた旬の食材をお贈りします。時節柄、お早めにお召し上がりください。
時間があったので神保町の古書店街をまわりましたが、時節柄か学生の姿は少なく、渋い年配の人とサラリーマンばかりが目立ちました。
今頃の菅平は、時節柄、大学生のスポーツ合宿がやたらと多く、冬よりもむしろ活気があります。
電車やバスに乗ると、時節柄、咳をしている人が多いですから、社内でもマスクをしている人が増えました。
時節柄、お風邪など召されませんようお気をつけくださいませ。

【 時節柄の例文 ② 「時代」・「世の中」・「時世」の意味 】

時節柄、入国審査がきびしくなりましたので、長時間待たされるのは覚悟してください。
国内旅行の売上げが例年になく増えています。これも時節柄でしょうか、日本人も外国人のお客様も、治安が良くて安全な日本での旅行を選ばれているようです。
この界隈は昔から犯罪が少なく、静かな落ち着いた町なのですが、時節柄とは言え、ホームセキュリティの契約をしている家が相当増えているようです。
世界経済混迷の時節柄、ドルやユーロを売って円を買う動きが加速しています。
この団地も、時節柄、高齢者世帯が大半を占めていますが、リノベーションをしましたら若い入居者が増えてまいりました。