間違えやすい「思い・想い・念い」の意味と使い分け・例文

思い・想い・念いの意味と使い分け・例文

「思い」は、「思うこと」・「考え」・「感じ」・「気持ち」・「願い」などの意味で、思考や心理全般について広く用いられます。

「想い」は、思慕の意味で使われます。「想」と「思」には、本来、意味の違いがほとんどなかったと思われますが、現在では、懐かしく思うことや恋い慕うという意味の思慕の情に関して用いることが一般的です。

「念い」は、強い意志・信念・願望の意味で使われます。「一念発起」という成句や、『史記』の故事から生まれた「一念岩をも通す」という諺にある「念」と同じ意味です。

現在では「念い」を「おもい」と訓読みできる人が少なく、「念う」という動詞形で使われることもありませんので、使用範囲は極めて限られます。

【思い・想い・念いの例文】

思いのほか手間取りましたが、お蔭様で発売にまで漕ぎ着けることができました。
彼のこころの奥底にあった無念の思いが偲ばれます。
この作品には、彼女のふるさとへの一途な想いがあふれています。
想いの丈を歌に託して、天国のあなたに贈ります。
私の念いは、唯この一戦に勝利することのみ。