間違えやすい「造作ない」の例文と意味・使い方

「造作ない」の意味と使い方

「造作ない」は、「ぞうさない」と読みます。造作という熟語は、現代では一般に「ぞうさく」と読んで物を製造することや建物、インテリアなどの形状・細工のことを指し、人の顔立ちの意味でも用いられます。

しかし、元来の読みは「ぞうさ」であり、すでに鎌倉・室町期には手間のかかることや骨折り、面倒などを意味する言葉として使われていました。その反対語の「造作なし」(漢語「無造作」の訓読)も、江戸時代には一般に広く用いられるようになったと思われます。

「造作ない」は造作の古い読みと意味が現代でも通用しているほとんど唯一の例であり、たやすい、容易、簡単、手軽という意味で用いられています。

しかし、古めかしい言葉ですから、日常会話で使われることはほとんどありません。あえて古風な趣きのある言葉遣いをしたいときに、ふさわしい相手や状況に限って使ってください。

「造作ない」は造作の古い読みと意味が現代でも通用しているほとんど唯一の例であり、たやすい、容易、簡単、手軽という意味で用いられています。

しかし、古めかしい言葉ですから、日常会話で使われることはほとんどありません。あえて古風な趣きのある言葉遣いをしたいときに、ふさわしい相手や状況に限って使ってください。

造作ないの例文

庭のユリノキを低く剪定するのは造作ないことですが、樹高を低くするとその方角にあるビルが景色の中に入ってしまいます。せっかくの美しい眺めが台無しになりますので、ユリノキの剪定は枝打で姿を整えるだけにした方がよろしいかと思われます。
先生は「真夏の夜の夢」の全曲を三日で書き上げたほどの方ですから、この作品に曲を付けることも造作ないことだと、あなたはお考えなのでしょう。しかし、申し上げにくいことですが、先生の創作意欲を掻き立てる作品でなければお受けすることはできません。
外断熱にするのは造作のないことです。外壁のタイル貼の強度についても心配はいりません。外断熱工法が敬遠されるのは、結局、工事費が高くつくからです。しかし、室内の快適性と冷暖房費の節約、建物の寿命という点では、外壁の内側に断熱層を作る一般の工法よりも遙かに優れています。
ヨットのことなら何でも自分で設計し製作することのできる彼にとって、古いキャビンの部材を新品に交換することは造作もないことだと思いますが。やはり、あのキャビンには彼の思い出が詰まっているのでしょう。
相模屋さんの建て替えですが、建物はすべて造作なくやれます。しかし、塀の土台石に使われている房州石と同じものは、おそらくもう手に入らないと思います。傷んでいる石だけを別の石に替えると目立ちますから、すべて別の石材にしなければなりません。
この俳優は、どんな役でも造作なくやってのける大した役者でした。ところが、父親が主演して代表作となったこの作品で、同じ主役を演じることになったときは、クランクインの前からかなり緊張していたようです。