目上の人の呼び方一覧！様？殿？各位？御中？メールで使う時の例文も紹介！

目上の人の呼び方一覧

目上の人を呼ぶときに、何と呼べば良いか迷うことがあります。社内の人で、その人の役職がついていれば、名前と役職で呼べますが、それ以外のときはどう呼べば良いのでしょうか。

以下では、目上の人の呼び方を「口頭で呼ぶとき」「文章内で呼ぶとき」という、シーン別にご紹介します。

【口頭・文章】様

「様」は、目上の人やお客様などを呼ぶときによく使われる言葉です。名前につける「様」という言葉には、その相手を敬う意味があり、「様」を付けて失礼になることはほぼありません。

口頭で「様」を使う場合の多くは「名字＋様」となります。「フルネーム＋様」とすることもできますが、口頭の場合はフォーマルな印象が強くなるでしょう。

文章内であっても、最初だけ「フルネーム＋様」を使い、文中では「名字＋様」にした方がスマートな印象です。

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【口頭・文章】さん

「さん」はもっとも一般的な呼び方であり、相手の地位を問わずに使うことができます。相手が同僚や部下であっても「さん」が使えますし、目上の人であっても相手に役職がついていない場合は「さん」を使って問題ありません。

文章の場合は、役職等がない目上の人であっても「様」を使った方が無難です。

【口頭・文章】名字＋役職名

「名字＋役職名」での呼び方は、社内の役職付きの人へ使えます。田中部長、鈴木専務、高橋リーダー、などがその例です。

「名字＋役職名」での呼びかけは、口頭でも文章内でも問題なく使えます。メールや手紙であっても、特に変わりはありません。

手紙の書き方の基本と例文

【口頭・文章】役職名＋名字＋様

相手が社外の人で、役職がついている場合は「役職名＋名字＋様」を使います。

口頭の場合は、言葉のリズム的に「営業部長の山田様」など、助詞を使うことがあります。文章内では助詞は使わず「営業部長　山田様」で変わりありません。

社外の人で、相手に役職がついていない場合は「企業名＋部署名＋名字＋様」の形を使います。

【文章（宛名）】各位

「各位（かくい）」とは、メールや文書で使われる宛名のひとつです。「各位」は「複数人に敬意を表す言葉」です。

文章の宛名に「各位」を使う場合は、個人の名字や役職は書きません。「各位」という言葉だけで宛名として完成しています。また「宛先各位」などとして、メールの宛先に入っている人すべてを指す場合もあります。

貴殿・貴台・貴公の意味と使い分け

【文章】貴殿・貴女

文章内で相手のことを「あなた」と呼びたい場合は「貴殿」または「貴女」を使います。「貴殿（きでん）」とは男性に使う敬称です。「貴女（きじょ・あなた）」は女性に使う敬称です。

【文章】殿

「殿（どの）」は、社内文書（通達など）や、相手の名前がわからない場合に使う呼び名です。ビジネスシーンやプライベートで、相手が目上の人の場合に「殿」を使うことはありません。

「殿」が使われるのは、たとえば、企業へ書類の提出をする際に「企業名と担当部署はわかっているが、担当者の名前がわからない」という場合です。

【文章（宛名）】御中

「御中（おんちゅう）」とは、手紙の宛名に使われる宛名のひとつです。「御中」が指すのは企業や団体、部署や係です。個人名には使いません。

さらに、宛名の中で「御中」と「様」を一緒に使うことはできません。